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緑のレジトレ Rise to Resilience - Spce Apps Challenge 2019 チャレンジ翻訳

チャレンジ原文 https://2019.spaceappschallenge.org/challenges/living-our-world/green-infrastructure-solutions-climate-resilience

チャレンジ

あなたは新しく任命された地域のグリーンエンジニアです。 あなたのチャレンジは、水管理とリスク削減の複雑な課題に対応するグリーン インフラストラクチャ ソリューションを開発することです。 ある都市部または地方を選び、その地域の特性を評価し、開発計画の領域でグリーン インフラストラクチャまたは自然ベースのソリューションを統合するツールを作成してください。 開発計画には1) 洪水や干ばつのリスクの軽減、2) 持続可能な土地活用、3) 水管理の支援、4) 地域の経済的機会の創出などが含まれます。

背景

気候変動の結果、都市は増加する水管理の課題に直面しています-鉄砲水、海面上昇、水質問題などはそのごく一部です。農村地域はそれ以上の課題に対処しています。表層土壌の侵食、干ばつ時の作物の回復力の低下、野生生物へのストレスの増加などです。

これらの複雑な課題に関連するリスクを軽減するための最も効果的なアプローチは、多くの場合、相互に影響しあう複数の問題にわたるレジリエンス(回復力)の構築だけでなく、災害を発生または悪化させる活動を排除することです。水管理とリスク軽減のための最良のソリューションのいくつかが、母なる自然の力を取り入れ、綠を取り戻すものであることは驚くことではありません!

グリーンインフラは、多面的な回復力を構築し、気候変動の影響に適応する機会を提供します。たとえば、都市部での緑地の戦略的な配置は、大気の質を改善し、都市のヒートアイランド効果を抑制することができます。また、緑地は、コンクリートや他の不浸透性の表面と比較して、水の浸透能力が向上することにより、極端な降水時の洪水リスクを大幅に低減できます。土壌中の水分保持が増加すると、同時に地下水量が増加し、干ばつに対するレジリエンスも向上します。土壌微生物の健康が緑地で成長するにつれて、土壌の炭素隔離能力も増加します。これは最終的に、大気中の地球規模の温室効果ガス濃度を低減し、気候関連の危険の根本的な原因に対処するのに役立ちます。

考慮事項(案)
  • 洪水やその他の危険にさらされやすい地域を特定するために、複数のデータセットをどのように収集、分析、視覚化しますか
  • 植生やその他の自然資産のデータレイヤーを視覚化する最良の方法は何ですか?
  • 灰色(建物、道路など)を緑に変換するのに最適な場所をどのように評価しますか?
  • ツールは、計画、緩和、移行、および復元の取り組みをどのようにガイドできますか?
  • 既存のグリーンインフラストラクチャの有効性を改善する方法をどのように見つけることができますか?
リソース例

ecostress.jpl.nasa.gov

smap.jpl.nasa.gov

grace.jpl.nasa.gov

Terra衛星の観測装置MODIS https://terra.nasa.gov/about/terra-instruments/modis

地上観測衛星Landsat https://landsat.gsfc.nasa.gov/

NASAの地上観測衛星データの検索ポータル https://search.earthdata.nasa.gov/search

[PDF] 国連の災害リスク低減に向けた仙台フレームワーク 2015-2030 https://www.unisdr.org/files/43291_sendaiframeworkfordrren.pdf

<訳者追加資料> www.mofa.go.jp

リンク

2019年チャレンジ要約集 https://blog.spaceapps.jp/entry/2019/10/05/000059