こんにちは。ISAC Fukui 事務局の木村です。International Space Apps Challenge 福井会場は、福井県坂井市の福井県産業情報センターにて行われました。4月11日、12日のハッカソンに先立って行われたアイデアソンのレポートはこちらです。
東京開催のレポートにもありますが、今年は国内各地で開催があるということで、各地の会場を Google ハングアウトでつなぐという試みをしました。ぱっとみどこでやっているのか分からないよね、ということで、会場の名前を書いた紙を置くという工夫もありました。写真は福井会場から iPad でつないでいる様子です。
各会場それぞれ、個性的な雰囲気が出ていて、同じイベントをやるにしてもこうも違うのかと関心しながら見ていました。初開催の福井としては、東京の中間発表はとても参考になりました。
福井では、初日に福井新聞の記者さんがお見えになり、なんと翌日には大きな記事となっていました。長時間のハッカソン、それも宇宙をテーマにしたものということで、注目されたようです。
30時間超の開発期間を終え、福井では3つの作品ができあがりました。
まずは Asteroid Capture。こちらは NASA が進行中のミッション Asteroid Redirect Mission の一部を体験できるゲームです。このミッションは、宇宙から小惑星の一部を月まで持ってきて、人間が探査しに行くというものですが、このゲームで体験するのは、小惑星の一部を月まで持っていくところです。しっかりとアームにつかんだ小惑星の一部を、スペースデブリにぶつからないように操作しながら月まで運びます。このチャレンジがターゲットとして想定している子どもでも操作しやすいように、操作方法は加速のみです。
次は ISS WATCHER です。ISS WATCHER は、国際宇宙ステーション (ISS) を見てみたいという方にぴったりの Android アプリです。アプリでは、地図上のどのあたりを ISS が飛んでいるのか見ることができます。そして、ISS が近づいてくると、プッシュ通知で教えてくれます。
最後は GRBwatch です。こちらは宇宙で最も明るい爆発と言われているガンマ線バーストがどこで起こっているのかを見ることができるウェブアプリです。iPhone を空にかざすと、どの方向で、また、どの星座あたりでガンマ線バーストが起こったかを見ることができます。
発表後の人気投票では、ISS WATCHER と GRBwatch に入った票数が同数になる接戦で、決選投票で GRBwatch が一位となり、めでたく People's Choice に選ばれました。おめでとうございます!
以上、福井会場のレポートでした!